
冬キャンプで石油ストーブを使いたいけど種類が多すぎてどれを買えばいいかわからない・・・他にもいろいろと悩んでいる方は多いはず。
- 本当に暖かいのか?
- 今の車に積載できるのか?
- 安全性は問題ないか?
- 小さくて暖かいストーブはないの?
そんな悩みを抱えているキャンパーは多いと思います。有名どころのアルパカやフジカだとコンパクトですが出力が低い。ト
ヨトミのギアミッションやコロナSLシリーズなどの出力が高いストーブだと大きすぎて積載がきつくなる。
どちらも一長一短で、両方の良いとこどりしたい!というあなたにお勧めしたいのがPASECOのCAMP-25というストーブです。使用時と収納時でサイズが変わるので男心をくすぐるギミックになっています。
冬キャンプで使用しているからこそわかるメリット、デメリットを本記事で紹介します。
CAMP-25を検討中の方は買って後悔しないよう最後まで見てください。
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PASECO CAMP-25の基本スペックと特徴
PASECOについて
PASECOというメーカーを知らない人は多いかもしれませんが韓国の老舗メーカーで暖房器具、キッチン用品、キャンプ用品などを扱っています。中東No1シェアも獲得しており実績も十分です。
ストーブはキャンパーの中でも人気でCAMP-25以外にもコンパクトで持ち運びしやすいJKH-1Sがあります。
基本スペック
- メーカー:PASECO(パセコ/韓国)
- 型番:CAMP-25(パセコキャンプ25)
- 暖房出力:約6.4kW(最大)
- タンク容量:約7L
- 燃焼時間:約10時間
- 対応燃料:灯油(JIS1号灯油)
- 本体サイズ:約Φ32.5㎝×H44㎝
- 重量:約11.5kg
- 点火方式:手動(ライター・マッチ)
- 安全装置:転倒消火装置付き
外気温にもよりますが10度以下で大きめのテントを使用するのであれば5kW以上の出力が欲しいです。
※大きめのテントとはColemanのコクーン3やsnowpeakのランドロックなど。
CAMP-25の特徴
- 使用しない時はサイズをコンパクトにできる
- 大出力で広めのテントも十分暖められる
- 7Lタンクで1泊2日も余裕の燃焼時間
- コンパクトな筒型デザインで積載しやすい
- 放射熱が強く、遠赤外線効果で体が芯から温まる
- 上部で簡単な調理(お湯沸かし・鍋など)も可能
なんと言っても高出力なのにコンパクトにできる点が最大の魅力です。
大型テントで使用できる他のストーブとの比較
| 製品名 | PASECO CAMP-25 | トヨトミ ギアミッション KS-GE67 | コロナ SL-6625 |
| 画像 | ![]() | ![]() | ![]() |
| 税込価格 | 48,950- | 39,600- | 37,180- |
| 機能 | 振動自動消火装置付き 自動点火装置(単2電池×4本) | 耐震自動装置付き 電子点火(単2電池×4本) ニオイセーブ消化 | 耐震自動装置付き 電池点火(単1電池×2本) |
| 出力(kW/h) | 6.4 | 6.59 | |
| 使用時サイズ (㎝) | 直径44.5×高さ57/61.5(五徳取付時) | 直径48.2×高さ58.3 | 直径46×高さ59.8 |
| 収納時サイズ (㎝) | 直径48.2×高さ58.3 | 直径46×高さ59.8 | |
| 重量(㎏) | 11.5 | 11 | 10.7 |
| 燃焼時間 | 10時間 | 9.7時間 | |
| タンク容量 | 7 | 6.3 | 7 |
| カラー | アーミーグリーン、ブラック | オリーブ、コヨーテブラウン | ベージュ |
| メーカー 所在地 | 韓国 | 日本 | 日本 |
購入を検討する際、トヨトミのギアミッション、コロナのSL-6625も候補に上がりました。どちらも日本製で高出力。大型テントで使用する上での性能的には申し分ないのですがサイズがネックになりました。
冬キャンプは荷物が多くなるため少しでも積載量を確保したいのでCAMP-25を購入しました。
1点惜しいのがPASECOのCAMP-25は屋外専用である点。できる事なら自宅でも使いたかったのですが、目をつぶりました。
トヨトミのギアミッション、コロナのSL-6625は屋内でも使用可能です。
CAMP-25のメリット デメリット
メリット
- 大型テントでも使用できる出力
- 高出力なのにコンパクトになるため積載の時に助かる
①大型テントでも使用できる出力
アルパカストーブTS-77NCやトヨトミのレインボーストーブは出力が3~2.5kW程度で広いテント使用してもテント内を温めるのは厳しいです。
しかしCAMP-25であれば大丈夫。CAMP-25は6.4kW/Hと高出力ですので真冬でも大活躍です。
サーキュレーターがあるとより効率的にテント内を温めることが可能です。私はマキタとクレイモアのサーキュレーターの二刀流です。
②高出力なのにコンパクトになるため積載の時に助かる
収納時は同出力の商品と比較してもかなりコンパクトに。
使用時より13㎝小さく収納できます。たったの13㎝と思う方もいるかもしれませんが、13㎝短くなるだけで積載時救われることになります。冬キャンプでは荷物が多くなるので個人的には一番のメリットです。



デメリット
- 金額が高い
- 屋内では使用できない
- ソロで小さいテントを使用する場合はオーバースペック
- 高出力のため燃費が悪い
- ケースを別で購入する必要がある
①金額が高い
税込48,950-と良いお値段です。私が購入した2年前は39,600-でしたが、この時点で他のストーブと比較すると高めの値段設定です。
しかし、ルーフボックス(5〜10万円)を買い足して積載量を増やすより、ストーブをコンパクトにする方が安上がりです。しかも圧倒的に暖かいので、冬キャンプの『寒くて寝れない失敗』を数万円で防げると考えれば、決して高い投資ではありません。
②屋内では使用できない
一般的な国産のストーブは、「JHIA認証」という石油燃焼機器の品質や安全性を保証する日本の第三者機関の認証を取得しています。CAMP-25は屋外で使用する前提のため屋内で使用できません。

屋内での使用も検討している方は他のトヨトミのギアミッションKSーGE67やコロナSL6625がおすすめです。
③ソロで小さいテントを使用する場合はオーバースペック
サイズ感も大きく出力も高いので小さめのテントを使用する場合だとオーバースペックです。ソロキャンプなどのはアルパカやフジカのようなコンパクトなストーブがいいです。
PASECOであればJKH-1Sが販売されていますが、CAMP-25と同様屋外用という点です。
④高出力のため燃費が悪い
高出力ですが今回比較したストーブの中では一番悪いです。毎日使用するものではないのでそれほど気にしていません。使用頻度が高く燃費を考慮したい方は他のストーブをお勧めしますがその分、暖かさは確保できます。
⑤ケースを別で購入する必要がある
車に直接積み込むこともできますが、ぎゅうぎゅう詰めの車内に裸で積み込みたくない。そんな方はケースの購入をおすすめします。専用のケースもありますが私はANOBAのケースを購入して使用しています。


使用してみての感想
高出力な他のストーブと比較しても収納時は小さい方ですが、いざ積載するとでかいです。冬は荷物が多いので積載が大変。
重量も女性が運ぶには重いかもしれません。
点火時に『ピーーーーーーーーーっ』という音が鳴ります。日中は気になりませんが早朝、夜間の静かな時間は少し気を使います。
暖かさは流石と言える性能。単体で使用すると、暖かい空気が上部に集まりがちです。そのため足元付近が寒くなることがあります。間違いなくサーキュレーターを使用した方が快適です。
テント内でストーブを使用する方、全般に言える事ですが一酸化中毒には十分気をつけましょう。
灯油を入れた状態でキャンプ場まで行ったこともありますが今のところ漏れていません。ただ絶対とは言い切れないので、心配な方は灯油をある程度ぬいた状態で運ぶことをお勧めします。
電源サイトでなくてもCAMP-25があれば寒さ対策はばっちりです。テント内を温め快適なおこもりキャンプができます。
あと少しで荷物全部入るのに・・・って時に役立つはずです。他の高出力のストーブであれば積載できなくてもCAMP-25だったおかけで積載できた!という状況を何回も経験しました。
まとめ
わが家では冬キャンプをする上で、大きめのテントを使用する場合には必須のアイテムとなりました。
冬にせっかくキャンプに行ったのに寒すぎて最悪だった・・・とならない為にも使用をお勧めします。
冬にそれほどキャンプに行かない方や、積載が厳しい方。ストーブ自体の購入を検討されている方はキャンプ場でストーブをレンタルして検討するのもいいかもしれません。
ストーブを家族で囲って語らう。みなさんにとってかけがえのない時間になると思います。

自宅で使用できないのは残念ですが買ってよかったと感じるギアです。検討中の方の参考になれば幸いです。
無趣味だけど後悔しない!





