ワークマンはなぜ2倍うれたのか

ワークマン。

ここ数年でよく耳にする人も多いかと思います。

また入ったことはなくて路面店を見かけた方は多いかと思います。

個人的な印象は職人御用達のお店でした。

私自身は仕事柄、お世話になる機会が多くよく利用していました。

手袋、長くつ、レインコート等ワークマンで買えば高品質なものが手に入るという印象。

数年前からキャンプブロガーのサリーさんの記事にワークマンのウエアーはキャンプにもってこい

的な記事目にして私自身もお世話になっていました。

そんなワークマンの成長について書かれた本として興味を持ちこの本を手にしました。

日経クロストレンド記者酒井大輔さん著書の本です。

ワークマンがなぜここまで成長できたかのポイントは3つ。

①土屋哲夫さんの存在

②売る物はそのままで売り方を変えた。

③会社と人の信頼関係

最初に①。

ワークマンは作業服屋としての実績は十分ありましたがここ数年の成長があったのは間違いなく

この人の存在から始まったといっても過言ではないようです。

2012年常勤顧問として招きいれられた土屋哲夫さんだ。

この人がいるから今のワークマンがあると。

1975年三井物産に入社し定年まで勤め、当時ワークマンの会長土屋嘉雄会長の甥にあたる。

この方が革命を起こしていきます。

土屋さんが入社するまでのワークマンはデータと言えるものがないに等しい状態だった

ワークマンをデジタルワークマンに変えた。

まずエクセルを会社の教育の一環で学ばせ社員のエクセルスキルを上げ、能力が高い人は

データに特化した分析チームに配属される。

社員全員ある程度のエクセルスキルを必須として分析能力を向上させた。

そしてデータを元に物事を判断する集団に変えました。

それによりこれまで感や経験で進めていたことに対し、データを元に物事を

進めれるようになり無駄がなくなりました。

これはワークマン+を出店するにあたり重要な役割を担いました。

②はワークマン+を出店するにあたり商品自体はワークマンにある商品を販売しています。

これはワークマンの高性能の商品を売り方を変えて販売し職人でなく一般層に向けて販売した

結果、一般層に広く受け入れられました。

一般的には「高性能の作業服販売店」のイメージがかなり強いワークマン。

そこを逆手に取り、高性能でアウトドアや普段使いもできるカッコいい商品があれば

自然と口コミで広がり少しずつ認知されていきました。

その中でインフルエンサーと商品開発をしヒット商品を出しています。

ワークマンのこれまで蓄積された技術力、データ活用、インフルエンサーとの協力で販路を

広げている印象です。

またユニクロとバチバチに戦わずに済んだ点は非常に大きい思います。

安いライフウエアーはユニクロ。高性能でアクティブに動ける服はワークマン。

フィールドが違うってことですね。

また一般的なアウトドアブランドは高性能で高価格。また必要じゃない性能もあり

使いきれていない性能も多々あるかと思います。

そこでちょうどいいのがワークマンになるわけですね。

お客さんを奪い合わなくてすむわけです。

③は社員、フランチャイズの方々に利益を還元している点。

会社の利益ばかりを重視すると、モチベーションが上がりません。

そこをワークマンはしっかりわかっていて利益をしっかり還元しています。

それによりモチベーションを維持でき、いい商品を世に出し続けていけるわけですね。

ちなみにフランチャイズの継続率が99%もあるとの事。

これは加盟店が儲かりその延長戦で会社が儲かればいいという考え方。

なかなかできませんよね。

このような事をできるから今のワークマンがあるわけですね。

まとめると・・・うん、素晴らしい会社だ(笑)

こんな感じで非常に読みやすい本でした。

わかりやすく頭にスーっと入ってくる感じです。

興味がある方は是非。

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